File:037 悠々閑々
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ご主人様・お嬢様。
梅雨の名に相応しい季節となってきましたね、みみです。
前回のみみ便りにもたくさんのリプライをありがとうございました。
お家派、映画館派、しばらくご覧になっていない方など意見が豊かで面白うございました。
さて、みみは先日、アカデミーでのクラスをサボタージュしました。もともとあまり気が進まなかったのと、今回は行かなくともさして問題が生じなさそうだと判断した故です。自分の強い意志のもとスキップしたので、反省も後悔もしていないのですがちょっぴり罪悪感が残りました。なので、これからはあまりサボタージュしないようにしようと思います。
でも、クラスに出る代わりに得たのは素敵な時間でした。川沿いのカフェにて時間を過ごしたのですが、穏やかな風と落ち着きのある音楽、年月を重ねた趣のある建物。とても素敵な場所でした。
みみはカフェにて雑誌を眺めたり大事な人達にお手紙を書いたりとしておりました。
同じ書物という媒体でもみみがよく読むのは本ばかりですので、雑誌を新鮮な気持ちで読み耽っておりました。また、お手紙を書いていたらいつの間にか四半刻ほど過ぎておりまして、夢中になって手紙を書いていたのだと気づきました。
普段では得難い時間を過ごすことができました。俗に言う「リフレッシュ」ができたのではないかと思います。
そうそう。これまた先日、とある魔薬調合実験をおこなったのですが、薬剤に影響があるため発声してはならないという条件があったのです。「喋ってはいけない」という緊迫感のなかでおこなう実験は少し奇妙でおもしろかったです。顔見知りの他魔術者等と目線と指さしで会話するのはなんとも愉快でございました。実際はもっとシビアなはずなのですけれど。
このような感じで、人間界でお給仕する時を待ちわびながら、ラピスラズリの王国での日々を過ごしております。
明日、お日様の御座す時間に中央通り店にてお待ちしております。
それではまたお会いしましょう。
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