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旅に出てみたいというお話

おはようございます。


ひみつきちのべるです。

今日はお日様〜!!



私小さな子が主人公の小説が好きです。

たとえば、『また同じ夢を見ていた』や

『夏と花火と私の死体』『かがみの孤城』などです。


主人公でなくても主人公の娘や息子、幼少期など

小さい子目線の世界が描かれることはよくあります。

大体の小説は大人が書いていてどうしてこんなにも

小さい子の心情や世界ががわかるのだろうと思います。

私は小さい頃のことなんてほとんど忘れてしまったのに

でも忘れてしまっていることを

小説を読んでいる時ふいに思い出すことがあります。

ああ、こんな気持ちを経験したことがあるなあとか

小さな事です。


子供が初めて星を見るという様な描写を読んでいて

私は思ったのです。

今は簡単に物事を知り見る事ができるから

私が星を見たのは、

本当の星が先か画面越しや絵本が先だっただろうか…

どっちでもいいんですけど、本当に1ミリも知らない

見たことない物事や世界は沢山あるはずなのに

見慣れた毎日を過ごしていると

旅や冒険に出かけたくなってきますね。





今日も色んなご主人様、お嬢様と

沢山のお話ができますように!





ご入国お待ちしています!



















今日の本は

角田光代さんの八日目の蝉です。



逃げて、逃げて、逃げ延びたら、

私はあなたの母になれるだろうか。


母だと思っていた人は私を誘拐した犯人でした。

という紹介文に惹かれた本です。


物語は第1章で誘拐犯が犯行に及び育児をする所が描かれ

2章では成長した被害者の話というふうに進んでいきます


愛ゆえだったかもしれないし、誘拐してから子供と過ごしている日々はこのまま逃げ仰せてしまえ

と思わせるくらいだった。

でも子供は抵抗する事が出来ないから、受け入れることしか出来ないから善悪で言ったら本当に悪。

なんで自分だったの?

という問いが凄く心に響いてきた。

子供から見た壊れた家庭の描写が怖かった。

ハッピーエンドじゃなかったけど、

少し光の見えるような終わり方だったと私は思います。

人によってきっと感想は違う。



おすすめです。











おしまい

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